記事、動画からリアルイベントまで。2024年上半期 ブランドソリューション 9つの事例まとめ

書き手 白方はるか
記事、動画からリアルイベントまで。2024年上半期 ブランドソリューション 9つの事例まとめ

「北欧、暮らしの道具店」が築いてきた独自の世界観と、お客さまとのエンゲージメントの高さ、コンテンツパブリッシングで培った企画制作能力を活用し、クライアントのマーケティング課題に対して総合的なソリューションを提供する、クラシコムの「ブランドソリューション」事業。

ブランドがお伝えしたいメッセージやストーリーにふさわしい出演者をアサインし、BRAND NOTE(記事)やBRAND MOVIE(動画)を企画制作する取り組みは引き続き堅調に成果を出しており、直近ではリアルイベントや座談会の企画運営といったオンラインにとどまらない取り組みも増えています。

この記事では、2024年上半期に実施したブランドソリューションの取り組みの中から、9つの事例をご紹介します。

BRAND NOTE

BRAND MOVIE

リアルイベント

 

事例1「SIGMA」文筆家・土門蘭さん特別エッセイ

クライアント:株式会社シグマ
ご紹介商品:SIGMA fp
実施内容:記事1本(BRAND NOTE)

ねらい:スマホでも手軽にきれいな写真が撮れる現代に「カメラ」で写真を残すことの魅力を伝えるための企画。クライアントのプロダクトの中でも、本格的なカメラながらコンパクトなサイズで日常使いできる「SIGMA fp」を選択肢としてご提案しました。

内容:「北欧、暮らしの道具店」の数々の記事を執筆いただき、お客さまにも親しみの深い文筆家の土門蘭さんにフォトエッセイを依頼。カメラを持つことで起こった変化と新たに見えるようになった世界を土門さんの言葉で綴っていただきました。

結果:カメラ初心者でむしろ苦手意識を持っていたという土門さんだからこそ、お客さまの共感を呼び、結果として「カメラで写真を撮ること」への興味喚起、「SIGMA fp」を選びたいという購入意欲の向上につながりました。

 

事例2「ロート製薬」理想の暮らしを追求する人を取材

クライアント:ロート製薬株式会社
ご紹介商品:肌ラボ®︎ 極潤®︎ヒアルロン液
実施内容:記事3本(BRAND NOTE)

ねらい:スキンケア市場で認知度の高い商品だからこそ、スキンケアに関心への関心度が低い方々へも広くお届けし、価値観に重きを置いた「ブランドの想い」をお客さまとシェアすることを目的にコンテンツを企画しました。

内容:お客さまが興味を持って読みやすいトピックとして「わたしの選択」を中心に、「選択×家づくり」「選択×おしゃれ」「選択×家しごと」の3本立てで記事を連載。「家づくり」をテーマにした回では、那須へ移住しイチから家づくりを経験したという竹沢愛美さんにお話を伺いました。

結果:住まいやインテリアといったスキンケアと異なる「暮らし」の切り口がフックとなり、PVが想定値を大きく上まわる結果となりました。

 

事例3 「UCCドリップポッド」愛用スタッフのコラム記事+「北欧、暮らしの道具店」での販売も

クライアント:ソロフレッシュコーヒーシステム株式会社
ご紹介商品:UCC DRIP POD YOUBI
実施内容:記事1本(BRAND NOTE)、「北欧、暮らしの道具店」での商品販売、Instagramマガジン

ねらい:2018年から継続的に取り組みをしている商品の最新モデルとの取り組み。商品の機能的な特徴は伝えつつ、お客さまにとって「あったら嬉しいけど、なくても困らないアイテム」ではなく「必要なアイテム」へと昇華させるため、この商品があると暮らしがどう変わるのか?が伝わる企画を目指しました。

内容:ブランドソリューションの取り組みをきっかけに私生活で実際に4年間愛用しているスタッフが、愛用し続けている理由や感じている魅力を、コラム形式でコンテンツ化。Instagramで広くメッセージを伝えたほか「北欧、暮らしの道具店」で商品を販売することで、購入への導線も整備しました。

結果:4年間実際に使っているスタッフの言葉の説得力と、商品のスペックではなく暮らしの中でどのように活躍しているかを伝えたことで、商品の便益が具体的に伝わり、非常に多くの販売に繋がる結果となりました。

 

事例4「ETVOS」商品ページのように特徴や機能をしっかりと解説

クライアント:株式会社エトヴォス
ご紹介商品:ミネラルUVシリーズ(4種類)
実施内容:記事1本(BRAND NOTE)

ねらい:12年間アップデートを重ねてきたロングセラー商品の認知をあらためて広げ、その結果としてお客さまの購入意向を上げることを目的に設定しました。

内容:UVケアに課題感のあるスタッフに商品を体験してもらい、気に入ったポイントや使い心地を記事で紹介。1つの記事内で4種類のアイテムを紹介するため、優先順位を決めて各アイテムのボリュームを調整し、読み進めやすさやとわかりやすさを意識して構成しました。

結果:CTRがBRAND NOTEの想定値を大幅に上回る、非常に良い数値で着地。タイトルや見出しでストレートに「紫外線対策」「パウダータイプのUVケアアイテム」という機能を伝えたり、これまでのBRAND NOTEと方向性を変えて、記事のトップに商品カットを掲載したことで、商品に関心の高いお客さまへしっかりとメッセージを届けることができました。

 

事例5「LIXIL」商品導入1年後に再訪問、リアルな実感を伝える

クライアント:株式会社LIXIL
ご紹介商品:リシェント玄関ドア3
実施内容:動画1本(BRAND MOVIE)

ねらい:「商品を導入して現在も使っている」という過去の出演者とのつながりを有効活用し、お客さまへリアルな実感を伝えることを目的に企画を立てました。

内容:2021年の「BRAND NOTE」ご出演をきっかけに商品を導入したインテリアスタイリスト村上直子さんのご自宅に再訪し、あらためて気に入っているポイントや、ドアリフォームによってどのような暮らしの変化を感じているのかを取材。動画で魅力を訴求しました。

結果:ドアリフォームを心地よい暮らしを実現するための現実的な選択肢として認識してもらうことで多くの視聴者にリーチし、YouTubeのコメント欄でもお客さまから「素敵だった」「リフォームしようかな」といった反響をいただきました。

 

事例6 「コアラスリープジャパン」暮らしのワンシーンを動画で伝える

クライアント:コアラスリープジャパン株式会社
ご紹介商品:コアラフトン OASIS
実施内容:動画1本(BRAND MOVIE)

ねらい:商品名だけではなく価値をていねいに伝えて購入意欲を向上させること、購入意欲を高められるメッセージの訴求方法を開発し、他メディアでも展開できるブランド資産にすることの2点を目的に、取り組みが始まりました。

内容:お客さまが共感しやすい睡眠の課題を持っていたスタッフが半年間商品を使い、購入意向を促すポイントを軸に「使ってみてよかった」と感じるポイント4つを動画で紹介。商品(寝具)を使っていない時間の便益も具体的に伝えることで、商品が暮らしもたらす変化を伝えました。

結果:動画の再生回数は想定を大幅に上回る数値を記録。商品や寝室だけでなく、スタッフの暮らしが想像できるインテリアと家の雰囲気を伝えたことが、平均視聴率を大きく上回る要因のひとつとなりました。また商材を起点にするのではなく「ぐっすり眠る」という生活者の叶えたいことや「寝具の見直し」という後回しにされがちなことを、サムネイルとタイトルに入れたことも、アクションを起こすきっかけになったと考えられます。

 

事例7「アサヒビール」動画と店頭キャンペーン、ノベルティグッズを制作

クライアント:アサヒビール株式会社
ご紹介商品:スタイルバランス
実施内容:動画1本(BRAND MOVIE)、店頭キャンペーン、ノベルティ作成

ねらい:商品のリニューアル発売に合わせて、お客さまに具体的な飲用シーンを想起していただき、商品が提供する価値への共感を獲得することを目指して企画を立てました。

内容:「北欧、暮らしの道具店」のYouTube番組「夜な夜なキッチン」のコラボレーション動画を配信。また「北欧、暮らしの道具店」セレクトの賞品が当たるキャンペーン(詳細はこちら)や、まとめ買いで「北欧、暮らしの道具店」デザインのノベルティ(手ぬぐい)がもらえる店頭施策なども連動して展開しました。

結果:再生数と視聴完了率が想定を上回る結果に。「北欧、暮らしの道具店」の世界観を生かしながら、オンライン、オフラインの双方でコミュニケーション設計をしたことが反響につながったと考えられます。

 

事例8「森永乳業」リアルイベントの企画・運営・デザイン制作

クライアント:森永乳業株式会社
ご紹介商品:クラフト パルメザンチーズ
実施内容:リアルイベント

ねらい:商品の自由な楽しみ方のイメージを、お客さまに実食で感じていただく機会をつくることを目的にリアルイベントを企画。

内容:下北沢 BONUS TRACKで2日間にわたるリアルイベントを実施。オリジナルフードのサンプリングやスタンプラリー、テナントとのコラボメニュー親子ワークショップを企画し、関連クリエイティブも制作しました。

結果:2日間でオリジナルフードのサンプリング1000食、スタンプラリー参加者1000名、テナントコラボのメニューを200組がご注文する結果に。家族や友人との外出の中で楽しめるコンテンツのひとつという存在感で、自然な流れの中でお客さまとつながれたことが、要因のひとつと考えられます。

 

事例9「ディセンシア」サロンイベントの企画・運営

クライアント:株式会社DECENCIA
ご紹介商品:ディセンシア
実施内容:リアルイベント(サロン形式)

ねらい:オンライン販売メインのブランドのため、ブランド認知を広げたいターゲット層へのアテンションを高めていくことが課題のひとつと感じていたクライアント。ブランド名を露出するだけでなく、理解と共感を伴った認知を広げるために、ブランドの魅力を語ってくれる人を増やしたいという思いがありました。そこで、ブランドの共感共創者になっていただくための出会いの場を作ることを、今回の目的に設定しました。

内容:クラシコムオフィスにて「ディセンシア スキンケアサロン」を企画。「北欧、暮らしの道具店」の過去のコンテンツに出演いただいたことのある13名のゲストを迎え、ディセンシア代表取締役社長の山口さんによるスキンケア講座からお悩み相談、商品紹介を実施しました。

結果:参加者のほとんどがサロン参加以降、ディセンシアの商品を継続利用する結果に。参加者からSNS等でディセンシアについての積極的な発信も見られる結果となりました。

 

BRAND SOLUTIONのご案内

「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコムの「BRAND SOLUTION(ブランドソリューション)」では、「北欧、暮らしの道具店」の世界観と顧客エンゲージメントの高さ、コンテンツ・パブリッシングで培った企画制作能力を活用し、クライアント企業のマーケティング課題に対する総合的なソリューションを提供しています。詳しくは、下記よりお気軽にお問合せください。

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