「パナソニック コンパクトベーカリー」担当者が語る、市場縮小と予算の制約を乗り越えたコミュニケーション戦略の裏側
株式会社クラシコム ブランドソリューショングループが主催となり、企業のマーケティング担当者様に向けて開催している「BRAND SOLUTION SALON」。企業の方に登壇いただいてのトークセッションとあわせて、登壇者、参加者の皆様に交流していただくイベントです。
2月26日に開催された第8回目では、パナソニック株式会社より井上和さんをお迎えし、「パナソニック コンパクトベーカリー SD-CB1」のコミュニケーション戦略について深く掘り下げました。
▲パナソニック株式会社デザイン本部コミュニケーションデザインセンタークリエイティブ部の井上和さん
▲モデレーターを務めたクラシコム ブランドソリューショングループ中村
限られた予算で成果を出すためのコミュニケーション戦略
2024年9月に発売された「コンパクトベーカリー SD-CB1」は、業界最小(本体の接地面積はA4サイズより小さい)のホームベーカリーで、少人数でも食べきりやすい約0.6斤の焼き立てパンが楽しめる製品。
▲「パナソニック コンパクトベーカリー SD-CB1」。「北欧、暮らしの道具店」でBRAND NOTEのお取り組みを実施しました(詳細はこちら)
ホームベーカリーの市場規模が縮小しているという状況のなか、発売後は前年同等機種2倍の売れ行きを記録した時期もあるとのこと。
今回のトークセッションは、「市場縮小・限られた予算という条件の中で、どのようにコミュニケーション戦略を組み立てたか?」「各顧客接点における世界観統一の仕方」といったテーマで、井上さんが所属するコミュニケーションデザインセンターの組織の構成から、手応えを感じた施策、時計が巻き戻せるならやり直したいことなど、さまざまな角度からお話いただきました。
制約のなかでマーケティング戦略を実行する難しさや大変さは、業界は違えど共通の課題のようで、参加者様からはこんなコメントをいただきました。
<参加者様からのコメント>
前提となる組織の話を踏まえつつ、細かい事例を話されていたため、参考になる情報がたくさんがあったと感じました。近い業界のマーケティング担当者とのつながりや、違う業界でも施策ベースで通じる話が多く、視野を広げる良い機会となりました。
<参加者様からのコメント>
組織体制や施策の具体的な事例も含めてお話を伺うことができたので良かったです。実際に皆さんが困っていること、成功例など聞くことができたのが良かったです。
参加者同士で感想をシェアし、活発な交流も
トークセッション後には、参加者同士で感想を共有し合う時間を設け、その中で出た疑問や質問に対して井上さんにお答えいただく質疑応答の時間も。既存商品に関するコミュニケーション戦略や、クラシコムとのタイアップ経緯など、多岐にわたる質問が寄せられました。
イベントの締めくくりとして設けられた交流会では、参加者同士がそれぞれの状況や課題を共有しながら、積極的に意見交換を行う様子が見られました。今回の交流を通じて、取り組みや関係性が生まれたり、新しいアイデアのヒントになったら幸いです。
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「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコムの「BRAND SOLUTION(ブランドソリューション)」では、「北欧、暮らしの道具店」の世界観と顧客エンゲージメントの高さ、コンテンツ・パブリッシングで培った企画制作能力を活用し、クライアント企業のブランディング課題に対する総合的なソリューションを提供しています。詳しくは、下記よりお気軽にお問合せください。
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