クラシコムはじめての入社式に密着、新卒社員の1日目をレポート

クラシコム広報
写真 鍵岡 龍門
クラシコムはじめての入社式に密着、新卒社員の1日目をレポート

2023年、クラシコムでは初の新卒採用で、ふたりの新しい社員を迎えることになりました。本日は、私たちにとってもはじめての新卒入社式と、新年度1日目の様子をお届けします。

クラシコムらしい手づくりの入社式

2023年4月3日。入社式よりもひと足はやく、新入社員のふたりが国立オフィスにやってきました。まずは人事による入社オリエンテーション。静かな朝のオフィスで、一生懸命にメモをとります。


遠くからでも、ふたりのドキドキが伝わります

オリエンテーションが終わる頃には、少しずつスタッフが集まり、にぎやかになってきました。オフィスの一角にみんなで椅子を並べて、式の開始を待ちます。


天気にも恵まれ、窓の外の桜並木が花びらがふわふわと舞い上がっていました

そして朝10時。ソワソワとした空気の中、入社式がはじまりました。


スーツなど決まった服装はなく、それぞれ自分らしい服を着て参加しました

最初に、代表・青木と店長・佐藤から、ウェルカムメッセージが贈られます。まずは佐藤がステージに上がりました。

「おふたりとも、ようこそクラシコムにいらっしゃいました。私も、今日から新しい人生がはじまるような気持ちで、ドキドキしています」

「この週末、何を話そうかずっと考えていたのですが、私たちが大切にしてきたミッションについて、お話したいと思います。“フィットする暮らし、つくろう”は、手に入れた結果ではなく、自分らしい生き方をみつけていく姿勢や過程だと、私たちはとらえています」

「これから仕事をする中で、自分らしく働けているかな? と焦ったり、意外な場面で弱気になったりすることがきっとあると思います。いろんな自分との出会いにびっくりしながら、どうかじっくりと時間をかけて、成長していきましょう。そういう時間も、いつか“フィットする暮らし”をみつけるきっかけになると思うので。クラシコムのスタッフは、みんなていねいで親切ということは、自信をもって言えるので、困った時はどうか周りに頼ってみてください」

目をきらきらと輝かせながら聞き入るふたり。大きな拍手の中、佐藤に続いて、青木がステージに上がります。

「ようこそいらっしゃいました。おふたりを迎えることで、クラシコムに新しい個性が加わり、新しい変化が生まれることを、嬉しく思います。僕は今50歳ですが、20代のおふたりが一緒に働いてみたい! と思えるような仕事ができていることも、素直に嬉しいです」

「社会に出ると、まずお客さまと仲間からの期待に応えることが求められます。これは、新卒のおふたりも経営者の僕も、他のスタッフも、みんな同じです。1日目から、みんなと同じようにできるかな? と思いますよね。じゃあ逆に、今日からできることは何だろう? と考えてみると、どうか日々機嫌よく、いいリアクションをしていただきたいのです」

「最初は、ちょっとくらい仕事ができなくても大丈夫です。まずは相手の話を素直に聞いて、うんうん、と受け入れてみてほしい。実はこれ、僕が社会人になった時、最初に身につけておけばよかったと後悔していることなんです。それから、今こういうことが大変です、不安です、嬉しかったです、と何でもオープンに伝えてみてください。これさえできれば、きっと周りのみんなが助けてくれるし、新しい挑戦のチケットも手に入れられるはずです」

働くということは、お客様と仲間の期待に応え続けるということ。そして、素直に相手を受け入れることで、新しい挑戦ができるようになるということ。私たちスタッフも、青木のメッセージを聞いて、背筋がぴんと伸びました。

ウェルカムメッセージの言葉一つひとつを、うんうん頷き、じっくりと噛み締めていた新入社員のふたり。今度は、ひとりずつ、今の気持ちをお話します。まずは、内定後からインターンとして働き、これからは商品ページの制作などを担当するストア編集グループに配属となった加藤さんから。

「クラシコムで、社会人のスタートを切ることができて嬉しいです。この半年間、インターンとしてクラシコムの仕事に関わる中で、どうしたらお客さまにメッセージが伝わるのか、先輩たちがぎりぎりまで試行錯誤する場面を何度も見てきました。そういう努力があるから『北欧、暮らしの道具店』のコンテンツは、ものごとの本質を新しい視点からとらえられて、今までその魅力が伝わらなかったところまで届くのだと気づき、身が引き締まる思いでした」

「それから、クラシコムでは、お互いの意見をじっくりと聞いたり、質問の仕方が上手だったり、気持ちよいコミュニケーションをたくさん重ねていることにも気がつきました。私も、相手の声をしっかり受け入れて、きちんと質問できる、そして自分の意見を伝えられるような、社会人になりたいです」

続いて、メディア編集グループに配属となった吉野さん。

「入社の直前は、免許取得に奮闘していました。運転をするうちに、近くばっかり見ていてはだめだな、自分がどこにたどり着きたいかを考えないとアクセルの踏み込み方も変わるな、と気がつくようになりました。それで、ふと、仕事もこういうことなのかな?って思うようになったんです」

「クラシコムのコンテンツは、常にお客さまのことを考えていて、一体どうしたらここまでできるんだろう?とずっと気になっていました。それは運転と同じで、周りの人を思いやること、自分がどうしたいかを理解すること、そして周りに伝えることを、こつこつ行っているから実現できているんだと、気がついたのです。私もクラシコムのみなさんのように、自分の意思や在り方を持ちながら、常に相手のことを考えて仕事ができる社会人になりたいです」

ふたりの堂々とした姿と、入社1日目とは思えない立派なスピーチに、盛大な拍手が起こりました。そして、それぞれのチームの先輩から花束が贈られます。

「入社して12年になりますが、こんな仲間と日々仕事ができるなんて、誇れることだなと改めて実感しました。これから一緒にがんばっていきましょう」と、メディア編集グループの齋藤。

「この日を待ちに待っていました。私も入社13年になるので、おふたりの純粋なまなざしに応えながら、しっかり仕事で返していきたいなと思いました」とストア編集グループの青木。

再び大きな拍手が贈られると、ほっとしたのか、新入社員ふたりの表情がゆるみました。


すてきな笑顔を見せてくれたふたりを、すかさず撮影する佐藤

式の最後は、青木と佐藤と4名で記念写真を撮りました。

先輩社員とお弁当を囲んだウェルカムランチ

入社式が終わったあとは、法務によるオリエンテーション。コンプライアンスの考え方など、1時間ほど講義を受けました。

そしてついに、お待ちかねのランチタイムです。新入社員のふたりと人事スタッフで、せっせと会場を準備します。

時間になると、ストア編集チームとメディア編集チーム、ふたつの配属先やオリエンを担当する社員たちと青木と佐藤、合計20人ほどが集まりました。

2つのテーブルに分かれて、この日のためにオーダーした特別なお弁当をいただきます。

唐揚げと松風焼き、豪華な2種類のお弁当に「どっちにしようかな?」「そっちもおいしそうだなぁ」と迷う声も。

食事中、新入社員のふたりは、ドキドキしながら質問したり、質問されたり。学生時代の話や、最近買ったもの、身につけているもの、これからの仕事の話……

普段はリモートワークなので、こうして大人数で集まるのは、年末の全体会議ぶり。スタッフたちも、久しぶりのおしゃべりに花が咲きました。

ランチの後も、ふたりの1日は続く

にぎやかなランチタイムが終わった後も、ふたりは引き続きオリエンテーションを受講します。初日は17時まで、オリエンの時間が続きました。


講義の合間、にっこり笑顔になることも

こうして新入社員ふたりにとっても、クラシコムにとっても初となる、入社式の1日が終わりました。

そしていよいよ明日からは、所属先でのオリエンテーションがはじまります。

希望に溢れたふたりの姿を見て、私たちスタッフも社会人1年目、そしてクラシコムでの1日目を思い出し、今日からまたがんばろう、とフレッシュな気持ちになりました。2023年度、新しい一歩を踏み出したクラシコム。新入社員も加わり、これからの仕事も、ますますパワーアップできそうです。

※ 2024年卒新卒採用のエントリーは終了いたしました。2025年卒新卒採用につきましては、詳細が決まり次第、採用情報ページで公開いたします。