クラシコム、東京・国立市に「Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)」を開設

〜アートという次なる領域に、郊外から取り組む。26年末から27年初旬に開業予定〜
クラシコム広報
クラシコム、東京・国立市に「Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)」を開設
「北欧、暮らしの道具店」を運営する株式会社クラシコム(本社:東京都国立市、代表取締役社長:青木耕平、以下「当社」)は、当社初のアート関連施設として、東京都国立市の旧オフィスを改装し、アートギャラリーと小規模なイベントを開催できるスペース「Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)」を開設します。オープンは2026年末〜2027年初旬を予定しています。

Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)について

今回の取り組みでは、当社が東京・国立市にて2015年から2024年まで執務スペースとして使用していた物件の一部(約120坪)のうち、まず半分を転用し、ギャラリーと小規模なイベントに対応するスペースとして開設します。

残りの半分については、アーティストの制作スペースやレジデンス、複数のギャラリーが入居するコンプレックス、アートブックの書店などを検討していますが、いずれも構想段階です。運営を通じて得られる知見をもとに、「アートセンター」の名にふさわしい機能を模索し、順次具体化していきます。

Newtown Art Center開設予定地。当社の旧オフィス執務スペース

ギャラリー運営を担うのは、コマーシャルギャラリーMASUMI SASAKI GALLERY(マスミササキギャラリー)を運営してきたアートアンドリーズン株式会社です。同社は2014年の恵比寿での開廊以来、代官山、神楽坂、森下と拠点を移しながら、10年以上にわたり堅実な実績を積み重ねてきました。そのアートアンドリーズン社と当社の両社でNewtown Art Centerの運営を手掛けます。

また、以後アートアンドリーズン社の運営するMASUMI SASAKI GALLERYはその活動拠点をNewtown Art Centerに移すことになります。

名称: Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)
所在地:東京都国立市東1-16-17
面積:約120坪
内容 :ギャラリー、小規模イベントを開催できるスペース等
オープン: 2026年末〜2027年初旬

 

(中央)アートアンドリーズン社代表 佐々木真純氏(左)同社 和田悠佑氏 (右)クラシコム代表 青木耕平

「アート」という次なる領域へ

当社は、北欧のヴィンテージ食器の販売から事業を始めました。現在は雑貨、アパレルなどの商品と、暮らしにまつわるコンテンツの双方を通じて、生活文化を発信しています。レシピやコラムといった記事に加え、2010年代後半からはドラマ、ドキュメンタリー、ポッドキャスト、音楽といったエンターテインメント分野にも領域を広げています。自社製作のドラマ『青葉家のテーブル』は2021年に映画化され、2025年にはYouTubeチャンネルの登録者数が100万人を突破しました。

こうした取り組みに続く新たな領域として、数年前から可能性を探っているのが「アート」です。

当社の祖業であるヴィンテージ食器の販売において人気を博していたアラビア、グスタフスベリといったブランドでは、アーティストが会社に所属し、企業がアートピースの制作を支援する一方、アーティストがヒット商品のデザインを手掛けてきました。当社は、そうした関係がブランドの価値を高めてきたと捉えています。

(左)ARABIAファクトリー。食器の量産機能は移転したが、作品や製品の展示及び、現在もアーティストが作品をつくる場として機能している。(中央)当社が世界に先駆け復刻販売したARABIAのpomonaシリーズ(右)グスタフスベリを代表するベルサーシリーズ

こうした歴史に学びながら、アートが生み出す価値を持続的で健全な形でビジネスと統合する道を、まずは小さく「Newtown Art Center」の運営を通じて探っていきたいと考えています。

「Newtown」という名称に込めた思い

郊外には住環境として快適な場所が多い一方、働く場や経済活動の場、そして文化的な体験を求める先は、都心、もしくは近年では特色ある地方に向かう傾向があります。

これに対し当社は、2006年の創業後まもなく国立に拠点を構え、20年近くにわたり同地で事業を営んでいます。郊外でビジネスをつくり、郊外から文化を発信することを事業として続けた結果、生活文化を商品とコンテンツの形で発信する上場企業が、郊外の街に生まれました。

国立駅前。当社オフィスは駅に隣接する「nonowa国立」に入居

自らの歴史を重ねてきた郊外に、文化的な拠点をひとつ加えることが、関わる人々や地域、そして当社にどのように寄与するのか。「Newtown」という名称には、郊外に本社を置く企業として新しい郊外像を見出したい、一貫して郊外を拠点としてきたことの必然や意義を問い直したいという思いを込めています。

代表取締役社長 青木耕平よりコメント

商品を販売することにメディアやエンターテイメントを統合しながら事業価値を高めてきた当社の、新たなフロンティアの一つがアートの分野かもしれないと考えています。それに加えて、自分たちが拠点を置く「郊外」には都市や地方とは違うどんな魅力があり、どんな可能性があるのか。半世紀以上ずっと郊外で育ち生活している私にとっては興味の尽きないテーマです。

この二つの問いに対して探索を進めていくことで、新たな魅力、事業機会、成長余地を見出すことにつながればと期待しています。

ただ、今あるのは解きがいのある「問い」だけであることも事実なので、小さい規模で無理なく試せる体制で試行錯誤したいと考えています。

アートアンドリーズン社のみなさんとともに、その最初の小さな一歩を踏み出せることを、心から嬉しく思います。

この取り組みの背景について

Newtown Art Center を開設するに至った背景を、代表取締役社長 青木耕平が書いたステートメントとして note で公開しています。

【note】Newtownプロジェクト始動。なぜ郊外の街・国立で、アートセンターなのか


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